【初心者向け】【体験談】C言語でできること、目的ってなに?

プログラミングとは
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C言語はパソコンのOS(Windows、Mac、Linux)や家電製品などの組み込みソフト(家電製品などを動かすソフト)を作ることができます。

これからC言語を勉強してみたいという人が、C言語についてイメージを膨らませられるようご説明したいと思います。

メカつば
メカつば

C言語を職場で使っている経験から、C言語について説明するよ

こんな人におすすめ
  • C言語が実際に使われているイメージが持てない
  • これからC言語を勉強したい
  • C言語を仕事で使っている体験談を聞きたい

仕事でC言語はどのように使われている?

私は、機械の組み込みソフトウェアを開発する仕事をしていますが、実装をしていると頻繁にC言語を目にします。

このようにC言語は機械に入る組み込みソフトウェアの世界で使われることが多いです。

その理由はC言語に以下の特徴があるためです。

ポイント
  • 基本的な処理をすることが得意
  • OSはC言語で開発されている

この特徴から私が開発している機械では、主にデバイスドライバーのような高速で処理される必要がある部分がC言語で実装されています。

デバイスドライバーとは、機械が他のデバイスを使えるようにするためのソフトウェアのことです。

パソコンで例えると、皆さんはマウスをパソコンに接続すると思います。

パソコンにマウスを挿すだけでマウス操作ができるようになるのは、パソコンの中にマウスを使えるようにするためのデバイスドライバーソフトが入っているからなんです!

マウスを動かしたときに瞬時にカーソルが動く、という処理に、C言語の「高速で動作する」「OSとの連携が簡単」という特徴がぴったりで、今でも重宝されています。

メカつば
メカつば

デバイスドライバのような少ない行数で、高速で動く必要のあるソフトウェアにはC言語が向いているんだね!

C言語を学ぶことのメリット

メリット

パソコンの動作について詳しくなれる

他の言語では数行で済むようなプログラミングをC言語で実装すると多くの行を書かなくてはいけません。

C言語はそれだけ、詳細に処理を書く必要があります。

これができるようになるには、パソコンの動作原理を把握する必要があります。

C言語を学ぶということは、それだけパソコンの動作原理に詳しくなるということです。

他のプログラミング言語への応用が簡単

上述したように、C言語を学ぶとパソコンの動作原理に詳しくなることができます。

パソコンの動作原理やC言語についての知識が深まれば、他のプログラミング言語の動作原理についても日本語の方言のように少し応用をきかせるだけで対応できるようになります。

特にC++やJavaなどC言語から派生してできている言語については比較的簡単に入ることができます。

挫折しやすいポイント

難しい

C言語はパソコンの動作原理などを知る必要があることから、プログラミング言語の中でも習得するのが難しい言語になります。

メモリやポインタなど、初心者が挫折しやすい内容を理解しなくてはいいプログラムを実装することはできません。

必要な知識の幅が広い

C言語は組み込みソフトの中のドライバソフトなどで使われることが多いですが、このようなソフトを実装できるようになるためには、C言語の知識だけでなく機械や電気回路などの知識も必要になってきます。

C言語を学んだ場合の仕事内容

組み込みソフトウェアの開発

C言語は高速で動作することに向いていることから、組み込みソフトウェアの開発でよく使用されています。

機械を動かすことに興味のある人にはオススメのプログラミング言語です!

機械が自分の指示通りに動くのは感動!

パソコンやスマートフォン機械の中で動くアプリケーションの開発

C言語を学ぶとC++やJavaなどの言語も比較的簡単に理解することができます。

C++やJavaは「オブジェクト指向」という考え方を使うことで、プログラミングで書く行数が多い複雑なアプリケーションを開発することに向いています。

このことから、C言語を学ぶとC++やJavaを活用して機械の主要な機能となる複雑なソフトウェアや、PCの画面で動くアプリケーションなどを実装することができます。

GUI(画像やウィンドウを使って操作を行う方法)などを活用したアプリケーションを開発したいという人にもオススメのプログラミング言語です!

C言語の本を買うと実践で出てくるコンソールアプリケーションって?

少し話はそれますが、既にC言語を本などで勉強し始めている人は、コンソール(真っ黒な画面のウィンドウ)で「Hello World!」という文字を表示させるだけのプログラムを実装させられたのではないでしょうか。

私もそうでしたが、それを実装して実行結果を見たときに「だから何なんだ…」と思いませんでしたか?

ぼくは何をやってるんだ…(虚無)

何をやっているのかわからず不安になるかもしれませんが、気にせず勉強を進めてもらって大丈夫!

実際にコンソールを使ったアプリケーションの開発というものはあまりありませんが、デバイスドライバーなどの開発でもデバッグ(自分の書いたプログラムが動くか確認すること)をするときにコンソールはとてもよく使います!

コンソール画面を使いながらプログラミングをすることは将来C言語で仕事をする上でとても役に立つはずです。

まとめ

C言語の特徴や、仕事での使われ方についてご紹介しました。

これからC言語を勉強してみたいという人の参考になれば幸いです。

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tsubablog

メーカーで組み込みプログラマーとして勤務しているサラリーマンです。
プログラミングの楽しさについて発信しています。

業務で扱っている言語はC、C++です。

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