プログラミングの実務経験を積むにはどんな会社に入ればいいでしょうか。
今回は、完成品のソフトを作っている完成品会社と、完成品会社から仕事を受けている下請け会社を例に実体験を交えて考えてみたいと思います。
プログラミングの実務経験はどんな会社で積んだらいい?
そもそもプログラミング会社の仕事内容ってどんなの?
完成品会社の仕事内容
実装をしている期間は短い!?
完成品会社では実装している期間は短いです。
今の日本の会社は、ウォーターフォール型とよばれる方法で開発をしているところがほとんどです。
実装はV字モデルに従って開発を進めるうちの1工程にすぎません。
ソフトが作られる工程は簡単にまとめると以下のような流れになります。
要件定義:どのような機能が求められているか
基本設計:どのような機能にするか
詳細設計:プログラミングでどのように実現するか
実装:念願の実装!
単体テスト~システムテスト:上記の設計通りか実際に動かす
製品ライフサイクル
完成品会社じゃほとんど実装の経験は積めないじゃんっ!
確かに全体の仕事の内の一つの工程だけど、
実装以外の工程も重要だよ
製品開発は、お客さんが何を欲しがっているかを考えるところから始まり、売った後に何年もサポートするところまでが必要になります。
プログラミングは手段であって、本当にお客さんが欲しがっているものは何か、売った後も問題なく運用していけるか、ということが重要になってきます。
製品のライフサイクルを考えられるエンジニアになることが大切で、完成品メーカーではこういった経験を積むことができます!
それ以外の業務
それ以外にも、製品を売るためには他社の特許を侵害していないか、法律を守れているかなど、気にしなくてはいけないことがたくさんあります。
スマートフォンが法律を満たしていないために販売休止になったニュースを見たよ
幅広い知識をつける必要がありますね。
下請け会社の仕事内容
実装をしている期間が長い!
下請け会社では、場合によりますが詳細設計から単体テストまでを任されることが多ので、実装をする機会が多いです。
完成品メーカーから依頼された機能を作るので幅広い知識は身につかないかもしれませんが、プログラミングの知識についてはしっかり勉強できます。
まとめ:結局どこで経験を積んだらいい?
世の中ではお客さんのことを考えられるエンジニアが求められていることから、最終的には完成品メーカーで実務を積めたら自分のエンジニアとしての市場価値を高められると思っています。
まずは下請けの会社でプログラミングをしっかり学び、転職でキャリアアップを狙うなど、しっかりしたプランをもって実務経験を積めたらいいですね。
完成品メーカーでも、実装はほとんど外注している企業などもあるでしょうから、就職・転職するまえにしっかり下調べすることも重要です。
ITの世界は進歩が速いので、新しい技術が次々と出てきます。
どこで働いていたとしても、常にアンテナをはって新しい技術が出たら試しに動かしてみるなど、知識のアップデートが必要になります。
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